翻訳協力:松本 央 (Hiroshi Matsumoto)
ようこそ! 思い出に残る
一年でした。
今年はクラウド ネイティブにとって大きな変革をもたらした年でした。 6年前にKubeCon + CloudNativeCon Berlinで、OpenAIがAIの未来を推進するインフラストラクチャの構築-その未来が今というタイトルで講演しました。現在、クラウド ネイティブはAIの動作を支えるインフラストラクチャを提供しています。そのため、私にとってKubeCon + CloudNativeCon North Americaの基調講演でAdobeの Joseph Sandoval氏がパネルディスカッションを進行し、クラウド ネイティブがAIの急速な成長をどのようにサポートできるか、そしてより持続可能で安全なエコ システムを開発しながらどのように実現できるかについての議論は、特に刺激的なものでした。
Adobeが示すように、クラウド ネイティブの動きにとってエンドユーザーは極めて重要です。これが、CNCFがエンドユーザー テクニカル アドバイザリ ボード(Technical Advisory Board:TAB)を立ち上げた理由です。これは、CNCFプロジェクトの採用と運用化の道筋を明らかにするのに役立ちます。TABは、リファレンス アーキテクチャの開発と承認、およびエンドユーザーのワークフロー パターンの紹介を通じて、重要であるそれらの明確さと導入のガイドを提供します。これらの取り組みは、現在のユースケースをサポートし、クラウド ネイティブ テクノロジーの状況の変化に合わせて進化する、活発で繁栄したエコシステムの基礎を築きます。
CNCFのテクニカル アドバイザリ ボードは、プラットフォーム エンジニアリングが成熟していく過程から持続可能な状態となるまで、影響力のあるクラウド ネイティブ イニシアチブの進化を推進し続けました。 サステナビリティに関しては、第1回Cloud Native Sustainability Weekでは、世界中から#TeamCloudNativeが集まったのは驚きでした。TAG Environmental Sustainabilityの熱心な取り組みに敬意を表します。
#TeamCloudNativeの皆様、今年も素晴らしい一年を迎えられることお祈りしております。2024 年に何を達成できるか楽しみです。
世界的な変革の
推進する
世界中6大陸から
抜本的なコンピューティングを
変革する
2023年 ハイライト写真
2023年
活動
CNCFは、クラウド ネイティブ コンピューティングのユビキタス化に特化したオープン ソース ソフトウェアの団体です。2015年の設立以来、クラウド ネイティブ テクノロジーの先駆者として、Kubernetes、Prometheus、Envoy、ContainerDなど、その他数多くの、世界で最も成功を収めているオープンソース プロジェクトをホストし、成長させてきました。
現在、私たちは将来有望なプロジェクトと人々を排出する団体となっており、190か国を代表する22万人以上のコントリビューターによって推進されている173のプロジェクトをホストしており、この勢いが衰える兆しはありません。
コントリビューターの増加
メンバー、エンドユーザー & プロジェクトの増加
メンバーシップ
CNCFは、世界最大のパブリックおよびプライベート クラウド企業に加え、革新的なソフトウェア企業やエンドユーザー組織を含む827の参加組織によってサポートされています。業界における合併や買収が2022年と比較して平均27.4%減少するなど、市場が低迷しているにもかかわらず、CNCFは一貫して新たな投資を呼び込むだけでなく、業界の主要なプレーヤーとの長期的な関係を維持し続けています。これらの業界を牽引する組織からの投資は、今後何年にもわたってクラウド ネイティブ コンピューティングの進歩と持続性への強い取り組みを示しています。
新たなゴールドメンバー
新たなプラチナメンバー
エンドユーザー コミュニティ
このコミュニティの本質はテクノロジーを採用することだけではありません。継続的な学習、共有、改善の文化を発展させることなのです。クラウド ネイティブのツールやその実践に取り組む情熱が、限界を押し広げ、新しい業界のベンチマークを設定し、CNCFのミッションを進めるのに寄与するのです。コミュニティの積極的な参加を通じて、クラウド ネイティブ コンピューティング ファウンデイションの精神を体現する、活気に満ち、協力的なエコシステムに大きく貢献をすることになります。
Taylor Dolezal
Head of Ecosystem, CNCF
CNCFのエンドユーザー コミュニティは、クラウド ネイティブ テクノロジーの限界を常に押し上げる先進的な組織からなる、革新的なグループです。これらの組織は業務の推進にクラウド ネイティブ アーキテクチャを利用していますが、その組織はクラウド ネイティブ サービス業界に限定されません。彼らはベンダー、コンサルタント会社、トレーニング パートナー、通信会社とは異なります。なぜならば、その主な目標がクラウド ネイティブ サービスを外部に販売することではなく、クラウド ネイティブ アーキテクチャの力を利用して現実世界の問題を解決することであるためです。
エンドユーザー企業内でこうした取り組みを主導しているのは、テクノロジーに精通したクラウド ネイティブの愛好家です。 彼らは、クラウド ネイティブ アーキテクチャによってもたらされる課題と機会に熱意を持って立ち向かい、包括的に繰り返し利用できるプロセスを促進するセルフサービス ソリューションを考案します。このセルフサービスの文化は、チームに力を与え、イノベーションを促進し、柔軟で回復力のある運用に不可欠である、反復的なフィードバック ループを加速します。
エンドユーザー TAB
2023年のCNCFエンドユーザー テクニカル アドバイザリ ボード(Technical Advisory Board:TAB)の設立は、コラボレーションの重要性を強調し、ユーザーを、CNCFエコシステムの中心に据えた重要なマイルストーンでした。エンドユーザーTABは、エンドユーザー コミュニティをCNCF活動の最前線に置くことで、エンドユーザー コミュニティの声と気づきを広く伝えることを目的としています。このアプローチにより、エンドユーザーのニーズを優先し、素早く応答する、高い包括性を持つ環境が可能になり、その結果、活発で繁栄したエコシステムの構築に役立ちます。
エンドユーザーTABの主な責任には以下が含まれます。
- プロジェクトの使いやすさ、信頼性、パフォーマンスに関するフィードバックを提供
- 公開するクラウド ネイティブ テクノロジのリファレンス アーキテクチャのレビューおよび承認
- エンドユーザーの意見をガバニング ボードやテクニカル オーバーサイト コミッティーに提供する
- CNCFプロジェクトにおけるエンドユーザーの採用に関する可視性を向上する
ZERO TO MERGE
2023年に、我々は画期的なZero to Mergeプログラムを開始しました。これは、エンドユーザーをCNCFプロジェクトの優れたコントリビューターに変えることを目的とした4週間のコースです。 このプログラムは予想を上回り、23か国から850名を超える登録が集まり、最終的には363名の参加者を受け入れました。最初のミーティングだけで197名の参加者があり、クラウド ネイティブ エコシステムに参加したいというコミュニティの熱意が示されました。
このプログラムの成功は、単なる数値で表される結果を超えて、複数のCNCF プロジェクトにまたがる参加者の貢献が具体的な影響を生み出し、優れた機能の強化が波及効果を生み出しました。次のコホートは2024年春に開始される予定です。クラウド ネイティブへの貢献の仕方が変わる、次のコホートに応募するチャンスをお見逃しなく。
エンドユーザー アクティビティ
コミュニティから多くを学び、あなたの声を影響力のあるグループへ届けるため、エンドユーザー コミュニティに参加してください。
エンドユーザー メンバーからの貢献が最も多かったCNCFプロジェクトのトップ10
最も貢献度の高いCNCFエンドユーザー メンバーのトップ10
エンドユーザー アワード
クラウド ネイティブ エコシステムへの素晴らしい貢献が認められた、Mercedes Benz Tech InnovationとSpotifyに本年のトップエンドユーザー アワードを授与できたことを大変うれしく思います。
イベント
真にグローバルなコミュニティとして、イベントは常に重要なものです。対面でつながり、仲間から学び、イノベーションを推進し、それらがクラウド ネイティブのエコシステムを強固なものとする。イベントはそんな機会を提供します。
クラウド ネイティブ コミュニティへの取り組みの一環として、私たちは2023年を通じてイベントに多額の投資を行い、セキュリティとWASMに関連するコラボレーションの新たな機会を取り入れました。また、素晴らしいことに、パンデミックのため3年間開催ができなかった中国でのKubeCon + CloudNativeConをホストすることができました。
Kubernetes
Community Days
KCDは、世界中で Kubernetesとクラウド ネイティブ テクノロジーの導入と改善を促進することを目的として、利用者と技術者が集まり、学習、共同作業、ネットワークづくりを行うコミュニティ主催のイベントです。さまざまな地域で進化するKCDコミュニティのニーズに応えて、CNCFは今年プログラムを強化しました。
現地開催、バーチャル、ハイブリッド
世界にまたがる
スピーカーの平均
多様な言語による
Kube days
#TeamCloudNativeによって推進されており、アイデアやベスト プラクティスを共有し、コミュニティを強化できるように、クラウド ネイティブの専門家と利用者がつながることのできるローカルのイベントをもっと開催してほしいとの多くの要望に応え、私たちは行動を起こしました!
2022年後半に、私たちはKubeDayイベント シリーズを立ち上げ、12月の横浜で開催したKubeDay Japanを皮切りにスタートしました。
2023年は以下のイベントを開催していきました。
- 6月: テルアビブ、イスラエル
- 12月: バンガロール、インド
- 12月: シンガポール
CloudNativeSecurityCon
KubeCon + CloudNativeConと併催されるイベントとして始まったこのイベントは、2023年には正式に主要なイベントへと成長しました。実際、この種のイベントとしては初のクラウド ネイティブ セキュリティのイベントです。第1回CloudNativeSecurityConには、世界中から約800人の専門家や利用者が集まり、クラウド ネイティブ テクノロジーで直面する独自のセキュリティの問題に関する気づきと経験を共有しました。詳細については、透明性レポートの完全版をお読みください。
KubeCon +
CloudNativeCon EUROPE
参加者のデモグラフィック
CFP 応募数
スピーカー
ハイライトビデオ
KubeCon + CloudNativeCon
NORTH AMERICA
KubeCon + CloudNativeCon North America は、中西部にこれほど多くの人が集まるのは初めてで、デトロイトは素晴らしい開催都市でした。 私たちはSonatypeと提携して、Security Slamを含む多くの新しい取り組みを開始しました。また、KubeCon + CloudNativeConでは、ウクライナ軍への勤務から短期休暇を取得したシニア デベロッパー アドボケイトのIhor Dvoretskyi氏を直接お迎えするなど、いくつかの特別なサプライズもありました。
参加者のデモグラフィック
CFP 応募数
スピーカー
ハイライトビデオ
トレーニング &
認定
教育は常にCNCFの柱の1つです。コミュニティのニーズに確実に応えられるよう、今年はトレーニングと認定に関する課題と難しさの大枠を掴むための小規模なアンケートを実施しました。
新しいトレーニングと認定を取得することのメリットは明らかでした。
トレーニングと認定資格の取得が新しい仕事を見つけるのに役立ったと答えました
仕事において、より一層深めることができ、充実感を感じられるようになった
新しいトレーニングまたは認定資格を取得した結果、より高い給与を取得できた
コミュニティへのより良いサービスを提供するために、CNCFは2023年に7つの新しいトレーニングを開始しました。認定資格の数も劇的に改良が進み、2023年に5つの新しい認定資格が追加されました。
受験可能なCNCF認定の数
2023 トレーニング
コース
進化はトレーニングや認定の参加者数にも表れています
Istio Certified Associate (ICA)試験の認定数が60件以上に到達(2023年9月の開始以来)
プロジェクト アップデート &
満足度
CNCFは2023年を通じて、クラウド ネイティブをユビキタスにするという我々の取り組みを強く掲げ、24のグラデュエート プロジェクト、36のインキュベーション プロジェクト、109のサンドボックス プロジェクトをホストしました。
新たなプロジェクト
プロジェクトの動向
プロジェクトの成熟度は、エンドユーザーやベンダーによる採用を達成したこと、コードのコミットやコードベース変更の健全な割合を確立すること、複数の組織からコミッターの参加が得られたことをTOCに証明することで高められていきます。2023年に4つのプロジェクトがグラデュエート(卒業)になり、5つがインキュベーション レベルに移行しました。
グラデュエートしたプロジェクト
CNCF プロジェクトの進行速度
CNCFプロジェクトの進行速度とトップのオープンソース プロジェクトを継続的に調査することで、開発者やエンド ユーザーの共感を呼んでいるトレンドを非常によく知ることができます。その結果、成功する可能性が高いプラットフォームについての知見を得ることができます。このグラフは、2023年に最も大きな成長を遂げた30のプロジェクトを示しています。
3662人の作成者
1419人の作成者
927人の作成者
641人の作成者
457人の作成者
440人の作成者
439人の作成者
399人の作成者
396人の作成者
325人の作成者
311人の作成者
296人の作成者
295人の作成者
274人の作成者
261人の作成者
252人の作成者
251人の作成者
228人の作成者
210人の作成者
208人の作成者
199人の作成者
193人の作成者
190人の作成者
188人の作成者
185人の作成者
183人の作成者
182人の作成者
171人の作成者
168人の作成者
152人の作成者
プロジェクトの進行速度 重要なポイント
- Kubernetesは最大のコントリビューターをベースに成熟し続けています。
- OpenTelemetryはコントリビューターのベースを拡大し続けており、CNCFエコシステム内で2番目に進行速度の高いプロジェクトとなっています。
- Backstageは成長を続けており、クラウド ネイティブの開発者が経験した主だった問題点を解決しています。
- GitOpsはクラウド ネイティブ エコシステムにおいて引き続き重要であり、ArgoやFluxなどのプロジェクトが大規模なコミュニティを育成し続けています。
- 厳しい経済状況におけるコスト管理の重要性により、OpenCostがCNCFプロジェクト リストのトップ30に初めてランクインしました。 私は、世界中でFinOpsのムーブメントが盛り上がるにつれて、OpenCostが成長し続けることを期待しています。
- Kubernetesが成熟するにつれて、多くの組織がサービス メッシュ テクノロジーに目を向けるようになり、Envoy、Cilium、IstioなどのCNCFプロジェクトは、需要を満たすために大規模なコントリビューター コミュニティを育成し続けています。Ciliumは最近CNCFをグラデュエートし、CNCFプロジェクト リストのトップ30でいくつか順位を上げました。
- 多くの場合、CNCFプロジェクトは大規模なAIインフラストラクチャを支えており、KubeflowがCNCFプロジェクト リストのトップ30に初めてランクインしました。
セキュリティ
CNCFは、Open Source Technology Improvement Fund (OSTIF)との戦略的提携により、2023年を通じて多数のオープンソース セキュリティ監査を実施しました。
以下のCNCFプロジェクトはセキュリティ監査または関連する作業を完了しています。
ファジング監査
セキュリティ監査
私たちが本当にクラウド ネイティブ テクノロジーを標準化し、それらを強固なものとし安全性を高め、さらに包括的で標準的なプロトコルのセットを構築する方向に進んでいるのであれば、そうすることで我々のソフトウェア アプリケーションの開発をより持続可能にすること、そしてソフトウェアが使用する地球資源をどれだけ利用するのかという点においても、より持続可能であることに注意を向けることができるようになります。
Adrian Bridgwater
Forbes
フィッピーと仲間たち
フィッピーはシンプルなPHPアプリを用いて、何千もの人々が、コンテナ化から自動化まで、クラウド ネイティブ コンピューティングを理解するための最初の一歩を踏み出す支援してきました。現在、フィッピーと仲間たちの使命は、クラウド ネイティブ コンピューティングを解き明かし、そのわかりづらい概念を、納得感があり、おもしろく、そしてわかりやすい形で説明することです。
2023年に2つのプロジェクトがキャラクターを寄贈してくれました。
新しいフィッピーの本
さらにPhippy's Field Guide to WasmでフィッピーがWASMの新しい冒険に飛び込むのを見ることができるようになりました。Fermyonの皆様に感謝します!
「フィッピーと仲間たち」ファミリーに参加しましょう!
コミュニティ & ダイバーシティ
エンゲージメント
CNCFコミュニティは世界中に広がり、コントリビューター、メンバー、ミートアップ、アンバサダーが存在します。
私たちは2023年に#TeamCloudNativeへの取り組みを倍増させ、持続的な活動、拡大、成長、導入を促進するためのコミュニティ主導の取り組みに投資しました。 重要なのは、エコシステムが誰もが成長できる居心地の良い場所であることを保証するために、DEIイニシアチブに重点を置き続けたことです。
Deaf & HOH Working Group
今年は、CNCF Deaf and Hard of Hearing(deaf/hoh) Working Groupが発足しました。このグループは、クラウド ネイティブおよびオープンソース コミュニティに聴覚障がいの方にも積極的に参加いただけるようにすることを目的としています。このグループの使命は、クラウド ネイティブおよびオープンソース コミュニティ内に協力的で包括的な環境を構築することです。
DEI
CNCFは、この素晴らしいクラウド ネイティブ コミュニティの発展をサポートし続けると同時に、性別、性自認、性的指向、障害、人種、民族、年齢、宗教、経済的地位に関係なく、参加するすべての人が歓迎されていると感じられるように努めています。これまでに、Dan Kohnスカラーシップ ファンドを通じて、6,000件を超える多様性とニーズに基づいた奨学金を提供してきました。
2023年、私たちは744人のスピーカーと奨学金受給者にCNCFイベントに参加するための旅行資金を提供しました。旅行基金の受取人は、伝統的に過小評価されているか疎外されているグループや、経済的理由により参加できなかった可能性のある活発なコミュニティのメンバーも含まれます。さらに、必要としている人たちに1,080枚の無料登録パスを提供しました。
奨学金は以下のスポンサーによって提供されました。
Humans of Cloud Native
CNCFの中心となるのは、クラウド ネイティブをユビキタスにするために協力する、誰もが参加できる実践者のコミュニティです。今年、私たちは12 Humans of Cloud Nativeの特集を公開する機会に恵まれ、クラウド ネイティブのチームを活気にあふれ、わくわくする、多様性に富んだ空間へと作り上げてくれる素晴らしい個人とその貢献のストーリーを伝えています。また、KubeCon + CloudNativeCon North Americaでは、Bart Farrelが司会を務め、初となるHumans of Cloud Nativeのパネルを開催しました。
クラウド ネイティブ エコシステムで素晴らしい活動をしている人を知っていますか?
humans@cncf.io宛のメールを作成し、Human of Cloud Nativeに推薦してください。
コミュニティ アワード
今年で7年目を迎えたCNCFコミュニティ アワードでは、すべてのCNCFプロジェクトで最も活動的なアンバサダーとトップ コントリビューターが選ばれました。以下のアワードが授与されました。
トップ クラウド ネイティブ コミッター
一つもしくはそれ以上の CNCF プロジェクトにおいて、驚くべき技術スキルを持ち、著しい技術的成果を上げた個人に対して授与されます。
Akihiro Suda @_AkihiroSuda_
Chop Wood & Carry Water アワード
CNCFは、日常のありふれたタスクに数え切れないほどの時間をかけて貢献してくれているコントリビューターたちを称えるべく「木を切り、水を運ぶ (Chop Wood and Carry Water)」アワードを設けています。CNCFは、2023年にすばらしい貢献をした5人の個人の驚くべき努力に感謝の意をお伝えします。
Kaslin Fields @kaslinfields
Fassela k @FaseelaDilshan
Arnaud Meukam @ameukam
Lin Sun @linsun_unc
Rajas Kakodkar @RajasKakodkar
2023年、CNCFはエコシステム全体に良い影響を波及させる素晴らしい活動に焦点を当てる2つの新しい賞を導入しました。
THE TAGGIE
CNCFのTechnical Advisory Groups (TAGs)の発展に最も貢献した人物に贈られます。TAGは、クラウド ネイティブをユビキタスにするというCNCFの使命をサポートするため、誠実さを保ち、品質を向上させながら、CNCF技術コミュニティおよびユーザー コミュニティによる貢献を拡大します。この賞の最初の受賞者は次のとおりです。
Catherine Paganini @CathPaga
SMALL BUT MIGHTY
この賞は、コミュニティ内で最も大きな影響を与えた企業または組織を表彰します。 CNCFは何十万もの個人や組織で構成されており、それぞれが貴重な貢献を行っていますが、この賞はその重みを超えて力を尽くした組織に授与されます。CNCFは、この賞を以下の方々に贈呈できることを嬉しく思います。
Weaveworks @Weaveworks
メンタリング &
エコシステム リソース
CNCFは、2023年を通じて個人のコントリビューターやコミュニティ グループと緊密に連携し、クラウド ネイティブ テクノロジーに対する世界的な需要の高まりに応えるために急成長するエコシステムをナビゲートおよび管理するためのプログラムを開発しました。
コミュニティ メンタリング
CNCFは、2023年に、LFXメンターシップ プラットフォーム、Google Summer of Code (GSoC)、Google Summer of Docs (GSoD)プログラム、Outreachyなど、さまざまなメンタリングやインターンシップの機会を通じて140名を超える個人をサポートできたことを大変光栄に思っております。これらのプログラムは、インターンシップが私たち全員が関わる将来のテクノロジーに影響を与えるための重要な触媒になります。
TAG Contributor Strategy Mentoring Working Groupは、Google Summer of Codeのコミュニティ管理者を採用し、ワーキング グループの目標に対するプログラムの有効性の測定を支援するためデータ分析のテクニカル リードを加えました。
私たちは132人の学生が30のCNCFプロジェクトに取り組むようサポートしました。
CNCFプロジェクトが他のオープンソース メンタリングの機会に参加できるように支援しました。
ファンディング
CNCFの収益は、メンバーシップ、イベント スポンサーシップ、イベント登録、トレーニングを含む4つの主要な資金調達源から得られます。
4つのファンディング ソース
支出
CNCF、私たちのカンファレンス(KubeCon + CloudNativeConなど)、およびオープンソースの背後にある基本的な前提は、インタラクションは総じてポジティブ サムであるということです。投資、マインドシェア、開発へのコントリビューションについて固定的に特定のプロジェクトへ割り当てるということはしません。同様に重要なことは、プロジェクトとコミュニティに対する中立的な立ち位置が、この種のポジティブ サムの思考を促進し、オープンソース プロジェクトを成功させるための重要な要素であると私たちが信じている、成長と多様性を促進することです。
ありがとうございました
2023年に私たちが一緒に達成したすべての素晴らしいことを振り返り、楽しんでいただければ幸いです。
コメントやフィードバックはinfo@cncf.ioでお待ちしております。
2024年にお会いできるのを楽しみにしています!皆さんに身近なコミュニティ イベントのカレンダーをチェックし、4月にパリで開催されるKubeCon+CloudNativeCon Europeへの登録をお忘れなく。